色温度グラフ.png

省エネ、LED電球に代えてみたいが・・・

LED電球、交換の注意点

第一回「studioA建て主クラブ」メルマガ配信2013年9月23日秋分の日
省エネ、LED電球に代えてみたいが・・・

最近注目のLED電球ですが、実はまだ日々進化がすすんでいます。
メーカーも半年ごとに価格、性能が変わるので営業担当者も根をあげているそうです。
しかし、数年前に比べると価格も安くなり、性能も上がりやっと普通に使えるようになってきました。
何と言っても魅力なのは省電力と長寿命です。

60Wタイプ(白熱電球60W相当の明るさ)でも消費電力は10W程度とほぼ1/6の消費電力になります。
現在、電球型と言って電球の代わりにくるくると回して取り替えられるタイプのものは60Wまであります。値段も¥2000を割るようになり量販店でもかなり目立つところにコーナーが設けられているので、早速取り替えた方もいるかと思います。

100Wタイプ以上の明るいものはまだ専用器具として器具内に固定型で、電球を取り替えるように簡単にはいきませんが、100Wタイプより明るいものも早々開発されると思います。
店舗や屋外の投光器など、強い光が必要となるところで使われるハロゲンランプや明るい電球の代わりにはなるのはもう少し先の話しになります。

さて、取り替えに関していくつか注意点がありますので以下説明致します。

まず、一番大切なのが電球の色です。色の違いは色温度で表しますが、白熱電球のように黄色っぽいものから蛍光灯のように白いものまで違いを数字で表します。
同じ電球色とうたっていてもメーカーによって多少の違いもあるので購入の際、色温度で比べましょう。
一般の人には分かりにくいので小さく表示されていることも多いのですが、私が設計で使う時は一番来気にしている数字です。
数字が大きい程白っぽく

 昼間の太陽  5500-8000K程度
 昼光色蛍光灯 6500K程度
 LED白色電球 5000K程度
 白色蛍光灯(一番普及しているもの)4200K程度
 電球色蛍光灯 3200K程度
 白熱電球   2700K程度
 ろうそくの炎 2100K程度

単位のKはケルビンと呼び、色温度を表す単位です。

少々専門的になりすぎましたが、2千台後半の色温度にすれば白熱電球のような優しい暖かみのある光になります。電球色の蛍光灯が妙に白っぽいのもこの数字を見ると理解できると思います。
細かいことですが、同じ色温度でもメーカーによって多少の違いがあるのがややこしいところです。取り替える時は同じメーカーで揃えるのが無難です。

蛍光灯の話になりますが、ここ10年程studioAで設計する時はシームレス蛍光灯という特別な色を演出できる蛍光灯を使うことが多くなりました。
色温度も2500K、という白熱電球より黄色っぽいものも選択できます。
studioAでは2500K、2800Kを使い分けていましたが、いずれLEDに変わっていくのでしょう。

 つぎの注意点としてLEDの特性として光が広がりにくいと言った欠点があげられますが、最近は広角タイプも多く出ているのでそれを選べば間違いないでしょう。
安いものの中にはかなり狭角のものもありますから注意して選びましょう。

始めに消費電力の話しをしましたが、どのくらい有効かを具体的に比べてみましょう。
現在60Wの白熱電球を玄関灯や門灯に使っていたとすると、一日約12時間点灯すると、年間約6600円、ひと月あたり550円程度となります。

付け替えのとき、少々暗くなりますが30WタイプのLEDに代えると消費電力は約5Wで年間の電気代が550円、ひと月あたりの金額は45円程度になります。

寿命は白熱電球の約40倍あり40000時間程もつと書かれています。
一日12時間使用しても10年弱持ちますから、室内での一般的な使用でしたら20年近く持つことになります。
20年というのは、そろそろ改装をしたくなる時期でから、寿命についてはほとんど考えなくて良いということになります。

以上のことを考慮して、最後に私の考えを述べましょう。
LED電球は実用になったと言ってもまだ発展段階です。
まだ価格が下がる!と思っている人も一度にすべてを取り替えるのではなく、玄関灯など比較的長くつけておく電球をLEDに交換するのがお勧めです。
同様の理由で点灯時間が長いマンションの共用部分などは早めに取り替えた方が良いと思います。
ちなみに大手人気商品、東芝、パナソニックとも昨年からの一年で60Wタイプが¥2500程度から2000程度になっています。

我が家は実験もかねているので電球色の蛍光灯有り、各メーカーのLED電球有り、昔のLED電球有り、白熱電球有りといった凄まじい状況になっていますが、
それもまた良いものです。

いい加減な結論でスミマセンでした!